みなさん、紫色のアスパラガスを見たことはありますか?
表皮の部分にアントシアニン系の色素を多く含み、鮮やかな紫色をしていて、主に北海道や長野県で栽培されています。
紫アスパラは、緑アスパラに比べて少しやわらかく甘みが強いのが特徴ですが、加熱すると緑色に変色します。紫色のまま食べたい場合はサラダなどの生食が向いています。
今回は、紫アスパラを種から苗になるまで育て、畑に植え付けましたので紹介したいと思います。
紫アスパラを育てる
種の購入(2月)
今回は、『満味紫』(まんみむらさき)という種を購入しました。
特徴としては、紫色が鮮やかな濃紫色で頭部の締りが良い。ポリフェノール(アントシアニン)・ビタミンCが豊富で糖度が高いとのことです。一袋に12粒入っていて、発芽率は70%以上となっています。
催芽まきをする(3月上旬)
種袋には、まきどきが2~3月と表記されていたので、3月上旬に催芽まきをしました。
水で濡らしたキッチンペーパーに種をまき、密封袋に入れて電気アンカで加温しました。
発芽温度は、25~30℃です。
セルトレーにまいて加温する(3月中旬~下旬)
催芽まきをして一週間が経過しても全く変化が無かったのですが、培養土を入れたセルトレーに種を移しました。
セルトレーに種をまいてから10~14日で5本発芽しました。マッチ棒よりも細い棒状の芽です。
全部で12粒まいたので、発芽率は40%程度です。
発芽したものから順にポリポットに移植しました。
発芽後の管理(3月下旬~4月下旬)
ポリポットに移植した苗は、室内の明るい窓際に置き、天気の良い日は外に出して日光に当てました。
下の写真は4月上旬の様子です。かなりアスパラらしくなってきています。
畑へ植え付ける(4月下旬)
苗の植え付けの1~2週間前に、畑に堆肥と石灰と肥料を施し、よく耕しておきます。
そのあと雑草対策として黒マルチシートを張りました。
畝の中央に穴をあけ、ポットの苗を植え付けます。株間50cmで、5株植えました。
紫アスパラガスを種から育ててみて
今回の栽培実績です。
日付 | 栽培開始からの日数 | |
種の催芽まき | 3/4 | ー |
種のセルトレイまき | 3/11 | 7日 |
ポリポットに移植 | 3/26 | 22日 |
畑に植え付け | 4/21 | 48日 |
種袋には発芽率70%以上となっていたのですが、今回の発芽率は40%程度とかなり低い結果となりました。キッチンペーパーに種をまくのではなく、ぬるま湯に2日ほどつけておいた方が発芽率はよくなるそうです。
今回は、種まきから畑への植え付けまでを紹介しましたが、このあとの管理方法はグリーンアスパラと同じです。気になる方は以下のリンクを参考にしてください。
紫色のアスパラガスを収穫できる日を楽しみにしています。
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