冬の間鍋料理などに重宝した長ネギも、春になるとネギ坊主ができ、食材としての使用頻度がめっきり減ってきます。
そこで、使い切れずに畑に残った長ネギを掘り上げ、干し苗にした後再度植え付け、再生させるエンドレス栽培に挑戦しているのですが、前回は残念ながらほぼ全滅しました。前回の様子は以下のリンクで!!
前回失敗した原因が、掘り上げたあと苗を干す期間が2か月では長過ぎであると考え、今回は1か月で挑戦してみました。
今回は、仮植えした後の苗が何とか再生し、エンドレス栽培ができる手ごたえが掴めましたので紹介したいと思います。
長ネギのエンドレス栽培
使い切れずに余った長ネギを掘り上げる(3月下旬)
3月下旬になると、ネギ坊主ができ始めましたので掘り上げました。
根を切らないように丁寧に掘り、ネギ坊主は、すべて取り除きました。
干し苗にする(3月下旬~4月下旬)
半日ほど畑で天日干しした後回収し、雨の当たらない軒下で乾燥させました。その後の管理としては、ネギ坊主が出てきたら取り除くことと、たまに表裏をひっくり返すことです。
仮植えする(4月下旬)
掘り上げてから乾燥する期間は1か月とし、4月下旬には仮植えを行いました。
専用の場所を準備するのが大変なので、今回は、ちょうど栽培中であるジャガイモの畝の肩に仮植えすることにしました。
干し苗の葉をカットし、15~20cm程度にしたあと1か所に2本ずつ植え付けました。畝の両サイドに全部で23カ所です。
仮植えの場所を変える(6月中旬)
6月上旬にジャガイモの収穫を終え、畝の中央が空いたので両サイドに仮植えしていた長ネギを中央に移しました。茎の中心から新しいネギが生長しています。2~3本再生せずに枯れた株がありましたが、それ以外は順調です。
暑い夏の間は、仮植え状態のまま過ごします。
本植えする(9月下旬)
九条太ネギは分けつ力が旺盛で、株がどんどん増えてきます。
9月下旬になると本植えの時期なので、仮植え中の株をすべて掘り上げ、あらかじめ準備していた場所に植え替えます。
畝の中央にできるだけ深い溝を掘り、株間10cm程度で2本ずつ植え付けます。全部で35カ所(合計70本)植え付けることができました。
畝の準備や植え付け後の管理は、干し苗を購入して栽培する場合と全く同じです。以下のリンクを参照してください。
今回の栽培実績
今回の栽培実績です。
日付 | 日数 | |
余ったネギを掘り上げる | 3/29 | ー |
苗を干すの期間 | 3/29~4/27 | 29日 |
ジャガイモの畝の肩に仮植え | 4/27 | ー |
ジャガイモの畝の中央に仮植え | 6/16 | ー |
本植え | 9/20 | ー |
今回、干し苗の期間を約1か月とすることで、ほぼすべての株が再生しました。この後は、順次土寄せしていけば長ネギが収穫できると思います。
今回は、省エネ&省スペースのため、ジャガイモの畝で仮植えを行いましたが、仮植え専用の畝が準備できるならそれでよいと思います。
何とかエンドレス栽培ができそうで良かったです!!
コメント