サトイモ(里芋)は毎年栽培していたのですが、ショウガ(生姜)はこれまで作ったことがありませんでした。しかしながらショウガは、生姜焼きや麻婆豆腐、チンジャオロースなど利用範囲が広く、また甘酢付け(ガリ)など単独でも使用できる万能食材です。
ショウガについて調べてみると、ショウガとサトイモは栽培期間や栽培方法が似ており、ともに連作障害があることから同じ畝で栽培するほうが管理が楽になります。
さらにショウガとサトイモを交互に植えることによって、サトイモの大きな葉が程よい半日陰をつくりショウガにとって良い環境になることがわかりました。
今回は、ショウガとサトイモを混植し、育ててみましたので紹介したいと思います。
なお、サトイモだけの栽培については、以下のリンクで詳しく紹介しています。
ショウガの栽培
種ショウガの購入(3月下旬)
ショウガ栽培を開始するにあたり、まず種ショウガを準備しました。
3月下旬ごろにホームセンターで種ショウガを購入。今回は、千葉県産の「大しょうがお多福」というものにしました。
植え付けまで1か月余りありますので、袋から出して新聞紙で包んで保管しました。後になって見てみると、穴あきのビニール袋だったので、そのまま保管しても良かったと思います。
植え付け準備(4月下旬)
下の写真で、上が購入した直後の様子で、下が1か月保管した後の様子です。
芽がはっきりと出てきているのがわかります。
種ショウガを植え付ける際には、ひとかけ50~60gにするのが標準らしいですが、スペースの関係上今回は150g(2分割)にしました。かなり大きめです。
植え付け(5月上旬)
畑の方は、あらかじめ肥料を施し、地温を上げるためにマルチシートを張っておきました。
マルチシートを少し破り、植え付けるための穴を掘ります。土寄せの回数を減らすため深さは20cmにしました。
そのあと種ショウガを芽が上になるようにし、畝に対して直角に植えました。株間は、サトイモにあわせて45cmです。
発芽の確認とその後の管理
植え付けから1か月ぐらい経過すると、発芽が確認できました。
そのあとは、基本的に放置です。
梅雨が明けて本格的に暑くなると、追肥と土寄せをします。
マルチシートをセンターラインに沿って切り、追肥と土寄せをしました。
下の写真は、9月下旬の様子です。
今年は暑さが厳しかったので、サトイモの葉がかなり枯れてきています。サトイモの葉で半日陰をつくる効果はあまりなかったかもしれません。
収穫(11月)
11月中旬ごろになると、葉が黄色くなってきました。
収穫時期と判断し、掘ってみました。
ショウガを切らないように丁寧に掘り起こしました。
下にある黒っぽいショウガが種ショウガで、その上の白っぽいショウガが新ショウガです。
根、茎、葉を除去して収穫完了です。ちなみに、種ショウガも十分食べられるそうです。
ショウガとサトイモの混植栽培について
これまで、サトイモ・サトイモ・サトイモ・・・と植えていたものを、サトイモ・ショウガ・サトイモ・ショウガ・・・と変えるだけ、ショウガも収穫できます。
今回は、あまり半日陰の環境が作れていなかったかもしれませんが、それでもまずまずの収穫でした。
これからも、混植栽培を続けたいと思います。
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