家庭菜園|夏野菜として必要な苗をまじめに作ってみました!!

野菜

ナスやトマト、キュウリなどの夏野菜は家庭菜園でとても人気があります。庭先やプランターなど、小さなスペースでも栽培でき、採れたての新鮮な野菜を料理に使うことができます。さらにナスやピーマンなどは秋の終わりまで収穫でき、とても経済的です。

果菜類が多い夏野菜は2~3株、多くて5株もあれば家庭で消費するのに十分な収穫が見込めます。

当菜園でも、いろんな種類の夏野菜を少しずつ栽培しています。しかしながら、そのすべての苗を購入するとなると大変なので、できるだけ種から育て、足りない部分は購入することにしています。

今回は、夏野菜として必要な苗を、できるだけ種から育ててみましたので紹介したいと思います。

栽培手順

栽培手順としては、シンプルに以下の3段階で育てました。

  1. 催芽まき(加温あり)
  2. セルトレイ栽培(加温あり)
  3. ポリポット栽培(基本的には加温なし)

なお、加温には電気アンカを使用しました。詳細は以下のリンクで!

家庭菜園|夏野菜の種を電気アンカで加温育苗する方法

催芽まき(加温あり)

水で濡らしたキッチンペーパーの上に種をまき、密閉できるポリ袋に入れる。そのポリ袋を電気アンカで加温する方法で行いました。

発根しても、していなくても3~5日でセルトレイ栽培に移行する。

ナス、トマト、ピーマンは、催芽まきからスタートしました。

催芽まき

セルトレイ栽培(加温あり)

1つの穴が5cm×5cmの大きめのセルトレイに培土を入れ、種をまきます。そのセルトレイを電気アンカで加温する方法で行いました。

栽培スペースが狭いので、発芽するとすぐにポリポット栽培に移行する。

キュウリ、メロン、スイカは、セルトレイ栽培からスタートしました。

セルトレイ栽培
キュウリとメロンの発芽

ポリポット栽培(基本的には加温なし)

9cmのポリポットに培土を入れ、発芽した苗を移植する、または種をまく。

晴れた日の昼間は簡易ビニールハウスで日光に当て、夜は屋内に入れる。ビニールハウスの温度が上がり過ぎないように注意が必要です。

ズッキーニ、カボチャ、ゴーヤは、ポリポット栽培からスタートしました。

簡易ビニールハウスの様子

種ごとの栽培手順をまとめると以下の表のようになります。

種が小さく育苗に日数がかかるものは催芽まきから、種が大きく育苗日数が短いものはポリポット栽培から始めるという感じです。

  催芽まき セルトレイ栽培 ポリポット栽培
ナス、トマト、ピーマン
キュウリ、メロン、スイカ
ズッキーニ、カボチャ、ゴーヤ

 

栽培結果

苗のできた順に紹介します。

1.中玉トマト(4/28)

 中玉トマトは、大玉トマトよりも生長が早いです。フルティカという品種で、3本完成しました。

中玉トマト フルティカ

2.キュウリ(4/28)

 キュウリも中玉トマトと同様、早くにできました。夏すずみという品種で3本です。

 ちょっとひょろひょろですが…

キュウリ 夏すずみ

3.ズッキーニ(4/28)

 ズッキーニは、種が大きいので生長が早いです。黄坊という黄色いズッキーニ2本です。

ズッキーニ 黄坊

4.大玉トマト(5/2)

 中玉トマトから少し遅れて大玉トマトができました。アロイトマトという品種で2本です。

大玉トマト アロイトマト

5.カボチャ(5/2)

 カボチャも種が大きいので生長が早いですが、発芽不良で1本しかできませんでした。前年の種を使用したのが原因と思われます。少なくとも2本は欲しいので、このあと追加で種まきをしました。

 品種は手のひらサイズの栗坊です。

カボチャ 栗坊

6.メロン(5/4)

 つづいてメロンの苗ができました。マリアージュという赤肉のネットメロンで4本できました。

メロン マリアージュ

7.スイカ(5/15)

 スイカは発芽はするのですが、なかなか大きくなりませんでした。また、生長にバラツキがあるように感じます。小玉のスイカで、姫甘泉という品種4本です。

スイカ 姫甘泉

8.ゴーヤ(5/15)

 ゴーヤは発芽するのに時間がかかりましたが、発芽した後は順調に生長しました。たくさんは必要ないので1本だけです。

ゴーヤ

9.ナス(5/17)

 ナスは、もう少し早くにできると思っていたのですが時間がかかりました。途中、アブラムシが発生していたのに気づかず、生長が遅れました。少し小さいですが、定植することにしました。

 なお、品種は庄屋大長ナスが2本と清黒中長ナスが3本の合計5本です。

ナス 庄屋大長ナスと清黒中長ナス

10.ピーマン(5/26)

 ピーマンは、発芽してからの生長がとても遅く、5月下旬になっても小さいままです。葉が黄色くなってきたので、この段階で定植することにしました。ニューエースという品種2本です。

プロの苗屋さんはどのようにして育苗しているのでしょうか? もう少し早くに苗ができてほしいところですが…。

ピーマン ニューエース

栽培結果のまとめ

5月の上旬~中旬の植え付けを目指して育苗しました。結果を下表にまとめています。

  催芽まき開始 セルトレイ開始 ポリポット開始 苗完成 育苗日数
ナス 2/13 2/18 3/2 5/17 93日
大玉トマト 2/13 2/18 3/2 5/2 78日
中玉トマト 2/13 2/18 2/22 4/28 74日
ピーマン 2/18 2/22 3/5 5/26 97日
キュウリ 3/5 3/11 4/28 54日
メロン 3/5 3/11 5/4 60日
スイカ 3/22 3/28 5/15 54日
ズッキーニ 3/24 4/28 35日
カボチャ 3/24 5/2 39日
ゴーヤ 3/24 5/15 52日

ナスとピーマンが少し遅くなってしまいました。

ナスは、アブラムシの被害にあったのが主な原因です。

ピーマンは、今のところ改善策が見つからず、今後の検討課題です。

この夏も、たくさん収穫したいと思います。

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