レモンは爽やかな酸味が特徴の果実で、料理のアクセントやスイーツ、ジュースなど幅広く利用されています。
レモン栽培では、果実の利用だけでなく、甘く香る白い花が咲きコロンとした黄色い実がなる姿は、見ているだけで楽しくなってきます。
今回は、無農薬の国産レモンを育てたいと思い、スーパーで買ったレモンから種を採り、育ててみました。寒さに比較的弱い(-2~3℃が限界)ため、鉢植えで栽培し冬場は屋内で育てることにしました。
生長にかなり時間がかかったのですが、種まきから1年余りが経過し、育ってきている実感が持てたので紹介したいと思います。
レモンの基本データ
レモンを育てるときに参考とする基本データを表にまとめています。
科目 | ミカン科 |
草丈・樹高 | 2~4m程度 |
耐寒性 | やや弱い(-2~3℃) |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白 |
開花時期 | 5~6月 |
収穫時期 | 10~4月 |
レモンを育てる
種を採り催芽まき(4月中旬)
スーパーで広島県産レモンを購入し、種を採りました。
種は、思っていたほど大きくはなく、数も少なかったです。
ざるに取り、表面のヌメリを水で洗い流しました。
そのあと、水で濡らしたキッチンペーパーに種をまき、発根を促します。(催芽まき)
室内の窓際で管理しました。
鉢に種をまく(5月上旬)
5月に入り、催芽まきしている種から根が出てきているのが確認できました。
そこで発根した種7粒を、8号のプラスチック鉢にまきました。
使用した土は、「赤玉土」と「花と野菜の土」を1:1の割合で混ぜたものです。
発芽を確認(6月上旬)
鉢に種をまいてから約30日(1か月)で発芽が確認できました。
葉が真っ白なものが1本ありましたが、後日枯れてしまいました。
葉緑体のない異常株だと思われます。
個別鉢上げ(8月中旬)
8月になりレモンの苗が少し大きくなってきたので、個別に鉢上げすることにしました。
良く育っているもの3本を選別し、6号鉢に植え替えました。
冬越し(12月~2月)
12月になり、かなり気温が低くなってきたので、屋内(玄関)に移動させました。
3本のうちの1本は、葉がほとんど落ちた状態です。
鉢増し(5月上旬)
無事冬越しできた株のうち、状態が良いものを鉢増しすることにしました。
下の写真は植え替え時の根の様子です。まずまず良い感じです。
6号鉢から深めの8号鉢に植え替えました。
生長を確認(6月下旬)
植え替えをしても、なかなか大きくならなかったのですが、6月に入り新しい枝葉が伸びてきました。
気温の上昇に伴い、成長期に入ったと思われます。
レモンを1年余り育ててみて
なかなか大きくならなかったレモンですが、冬越しして気温が上がってくると生長を始めました。
冬越しできるかどうかが、第一関門であると思われます。
これから本格的に暑くなってきますので、表面の土が乾いたらたっぷりと水を与え管理していきます。
今年は期待できませんが、来年は花が咲くように株を大きく育てたいと思います。
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