家庭菜園|タマネギの苗2種類をいっきに種から育てる

野菜

タマネギは料理に必要不可欠の野菜で、年中使用します。使用頻度の高い野菜であるため、家庭菜園でとても人気があり、栽培されている方も多いと思います。

手軽に始めるにはタマネギの苗を購入し栽培する方法ですが、すぐに売り切れたり、ひょろひょろの苗しか無かったりしたことがありませんか?

自分で種から苗を育てると、これらのことが解消できるうえ、とても経済的です。また、自分好みの大きさまで育て定植できるのも利点であると思います。

このような思いからタマネギの苗作りを始めたわけですが、当初は畑に苗床を作り、苗を作っていました。しかし、直接畑に種をまくと、タマネギの苗よりも雑草の方が生長のスピードが断然速いので、草取りが大変です。そこで、育苗箱を使った苗作りをするようになりました。

今回は、早生種と中晩生種の2種類の種から苗を作ってみましたので紹介したいと思います。

タマネギ栽培のスケジュール

下の表は、基本的なタマネギの栽培スケジュールです。(地域や品種により変わります)

本来、極早生・早生種は中生・晩生種に比べて、種まきも植え付けも若干早いです。

今回は、手間を省くため時期が重なっているところで同時に行いました。

タマネギの苗づくり

種の準備

今回使用する種は、早生種は「ソニック」、中晩生種は「ネオアース」という品種です。

どちらもホームセンターで購入したものです。

タマネギの種

種まき(9/8)

51型という長方形の育苗箱を使用しました。

育苗箱の底に新聞紙を一枚敷いて土を入れていきます。

51型育苗箱

新聞紙の上に「花と野菜の培養土」を5cmほど入れます。

花と野菜の培養土

その上に「種まきの土」を1cmほど入れます。

「種まきの土」だけでは排水性が良すぎるので、二層構造としました。

種まきの土

そのあと、深さ5mmほどの溝を付け、種をまき軽く土を被せます。

種まきの様子

十分に水を与えた後、乾燥を防止するため新聞紙を上に被せて完了です。

発芽するまでは、乾燥に注意が必要です。軒下の半日陰で育苗しました。

種まき完了

発芽後の管理

発芽を確認すると、新聞紙を取り除き、十分に日光に当てます。

下の写真は、9/15の様子です。上2段が早生種のソニック、下2段が中晩生種のネオアースです。

ネオアースに比べて、ソニックは発芽が揃っていませんが、まずまずと言ったところでしょうか。

9/15の様子

種まきからちょうど1か月が経過した10/8の苗の様子です。

日光にあてて、乾燥しないように水を与えました。

10/8の様子

苗の完成(11/13)

種まきから2か月余りが経過し、倒れていた苗が立ってきました。

植え付けの時期が来ていますので、少し細いですが苗を抜き植え付けの準備をしました。

11/13の様子

育苗箱から苗を引き抜き、土を落とした様子が下の写真です。

ソニックは100本、ネオアースは200本くらいできています。

この後よく育っているものを畑に植え付けましたが、栽培する場所の制約もあり、ソニックは80本、ネオアースは150本という結果になりました。

タマネギの苗を作ってみて

今回は、比較的スムーズに苗作りができました。

若干苗が細かったのですが、間引きをしていればもう少し太くなっていたと思います。

来春の収穫が楽しみです。

 

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