家庭菜園|ジャガイモのマルチ栽培(追肥なし・土寄せなし)

野菜

ジャガイモは、肉じゃがやコロッケ、カレー、シチューなど家庭料理に欠かせない食材です。いろんな料理に重宝するジャガイモですが、その栽培は比較的簡単で、また収穫後、長期保存ができる野菜でもあり、家庭菜園ではとても人気があります。

年が明けてから最初に植え付けを開始するのがジャガイモで、家庭菜園のスタートはジャガイモから始まると言ってもよいと思います。

今回は、マルチシートを使用することにより、追肥と土寄せなしで手間をかけずにジャガイモを育てる方法とポイントを紹介します。

ジャガイモ栽培の基本データ

ジャガイモを栽培するときに参考とする基本データを表にまとめています。

科目 ナス科
土壌酸度(pH) 5.5~6.0
連作障害 あり(輪作年限2~3年)
発芽地温 18~20℃前後
生育適温 15~30℃前後
株間 30cm
植え付けから収穫までの期間

約100日

ジャガイモ栽培のスケジュール

ジャガイモは、春と秋の年2回栽培ができますが、より簡単なのは春です。春ジャガイモの栽培スケジュールを表にしています。寒さの残る2月中旬~下旬に種イモを植え付け、梅雨入り前の5月下旬~6月上旬に収穫を終わらせるスケジュールです。

これは兵庫県姫路市での栽培スケジュールです。栽培スケジュールは、地域や品種によって変わってきますので参考程度としてください。

ジャガイモの育て方

種イモの購入と準備

2月になると種イモを購入します。スーパーなどで売っているジャガイモは、ウイルスに感染している可能性がありますので、ホームセンター等で売られている専用の種イモを購入します。今回は、しっとり系のメークイン1kgとホクホク系のキタアカリ2個を購入しました。最近では、いろんな種類の種イモがバラ売りされていますので、試しに買って栽培してみるのもいいと思います。

種イモを購入した後は、室内に置き、太陽の光にあてて芽出しをします。なお、キタアカリは購入時に芽と根がすでに出ていたので、そのまま使用しました。

芽の出た種イモ(メークイン)

土づくり

植え付けの1~2週間前に、畑に堆肥と肥料を施し、よく耕しておきます。ジャガイモは酸性の土が好きな野菜(土壌酸度 5.5~6.0)なので、石灰は入れずに育てます

堆肥 醗酵鶏ふん 1㎡あたり約2kg
肥料 化成肥料8-8-8 1㎡あたり約100g

種イモの分割と乾燥

発芽した種イモを、1片が約40gになるように分割します。目安としては、

  • 30~50g ➡ そのまま
  • 60~100g ➡ 2分割
  • 110~150g ➡ 3分割
  • 160g以上 ➡ 4分割 

です。ただし、どの1片にも芽が含まれるように分割します

その後、切り口に『草木灰』や『ジャガイモシリカ』などをまぶして乾燥させます。切り口がぬれていると腐りやすいためです。今回は、『草木灰』も『ジャガイモシリカ』も無かったので『有機石灰』で代用しました。

分割した種イモ

植え付け

畝の中央に深さ15cm程度の溝をほり、分割した種イモを株間30cmで、切り口が下になるように置いていきます。その後、種イモと種イモの中間に、鶏ふんを一握りずつ置きます。

土を被せた後、マルチシートで覆い、植え付け完了です。

種イモを置く
鶏ふんを置く
土を被せマルチシートで覆う

マルチシートからの芽だし

植え付けから1か月ぐらいすると、芽が伸びてきて、先端がマルチシートを上に押し上げます。このタイミングでマルチシートに穴をあけ、芽を傷めないようにマルチの外に出させます。

穴は最小限の大きさであけます。

芽かき

草丈が20cmくらいになった頃、芽かきをします。

茎が太く生育のよいものを1、2本残して、他のものは地際でカットします。

芽かき前(芽5本)
芽かき後(芽2本)

収穫および保存

植え付けから約3か月後、地上部の茎葉が枯れ始めたら収穫の適期です。晴天が2~3日続いた日に収穫をします。ジャガイモを掘り上げ半日ほど天日干しした後、日光の当たらない涼しい場所で保存します。

ジャガイモに日光が当たると皮が緑化し、有毒なソラニンが生成されます。ソラニンは吐き気や腹痛、頭痛などの食中毒を引き起こすので注意が必要です。

今回収穫したキタアカリで、割れが発生していたものがありました。これは、乾燥した状態で雨が降り、イモの生長に対して皮の生長が追い付かずに発生したものです。メークインでは全く発生していないので、キタアカリの皮が弱いことも原因していると思われます。キタアカリは、もう少し深く植え付けたほうが良いかもしれません。

割れの発生したキタアカリ

ジャガイモ栽培のポイント

  • 種イモは専用のものを購入する。
  • 土づくりでは、石灰は入れない。
  • 種イモは約40gになるように分割する。ただし、すべての小片に芽が入るようにする。
  • 芽かきでは、生育のよい芽を1,2本残して他は地際でカットする。

採れたてのジャガイモは格別においしいです。ぜひ家庭菜園で栽培してください!!

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