家庭菜園|サツマイモの挿し苗(挿し穂)を作ってみた

野菜

ゴールデンウィークあたりになると、ナス・トマト・キュウリなどの苗とともにサツマイモの挿し苗(挿し穂)がホームセンター等で売られるようになります。通常は、このタイミングで挿し苗を購入し栽培を始めるのですが、今回は、前年に収穫したサツマイモ(紅はるか)が余っていたので、それを種イモとして利用し挿し苗を作ってみました。

今回は、サツマイモの挿し苗作りについて紹介します。

挿し苗作りに必要なもの

  • 種イモ・・・昨年収穫した紅はるかを使用。スーパーで売られているものでもOK。
  • 発泡スチロールの箱・・・適当な大きさのものをスーパーで無料でいただきました。排水のため底に穴を開けておきます。
  • 保温用ビニール・・・手持ちの保温用ビニールを使用。
  • トンネル支柱・・・手持ちのトンネル支柱を使用。

挿し苗作り

種イモの殺菌処理(3月中旬)

種イモの病気を予防するため、まず殺菌消毒を行います。種イモを48℃に調整したお湯に40分ほどつけておきます。

今回は、3月中旬の時点で既に種イモに芽が出ていたため、殺菌消毒は無しにしました。

芽の出たサツマイモ(紅はるか)

種イモの植え付け(3月中旬)

底に穴を開けた発砲スチロールの箱に、種イモ2個をセットし畑の土を投入しました。土には肥料は全く入れていません。

種イモ全部を土に埋めても、一部を地表に出してもOKです。今回は、芽の部分がギリギリ地表に出るくらいまで土を入れました。

土を入れる

そのあと両サイドにトンネル支柱を立てて、保温用ビニールで覆います。なお、保温用ビニールには空気あなを開けておきます。

保温用ビニールで覆う

植え付け後の管理(4月・5月)

水は、植え付け時には与えず、緑の葉が出てきてから毎日与えます。地温は、できるだけ25~30℃になるように管理します。

下の写真は5月下旬の様子ですが、右の種イモは苗が順調に生長してきているのですが、左の種イモは途中で生長が止まり、葉が黄化しています。

5月下旬の様子

挿し苗の切り取り(6月上旬)

苗の長さが25~30cmになると、切り取ります。できるだけ根を切らないように根元を持って、引き抜く感じです。今回12本とれました。

この後、ぬれた新聞紙で包み4~5日日陰に置いて根だしをしたほうが良いのですが、梅雨に入るため2日後には畑に植え付けました。

苗の生長が止まった種イモ

途中で苗の生長が止まった種イモを取り出すと、根が全く出ていませんでした。2つに割ると予想通り内部が腐っていました。

はじめから菌が入っていたのか、殺菌消毒をしなかったからかは不明ですが、リスクを減らすため殺菌消毒はすべきであると思います。

挿し苗作りをしてみて

挿し苗作りで重要なことは、以下の3点です。

  • はじめに、種イモをお湯につけ殺菌消毒をする。
  • 緑の葉が出てきたら毎日水を与える。
  • 保温用ビニールなどを用いて、地温を25~30℃に管理する。

少し手間はかかりますが、スーパーで売っているサツマイモで栽培できますので、試してみてはいかがでしょうか。

コメント

  1. […] 家庭菜園|サツマイモの挿し苗(つる苗)を作ってみた […]

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