パイナップルを1本丸ごと購入するとヘタが付いています。ヘタを切り落として捨ててしまう方が多いと思いますが、このヘタを使って再生栽培ができることをご存じでしょうか?
前回のチャレンジでは、パイナップルのヘタを取り出し水耕栽培で発根させた後、鉢上げして育てていたのですが、冬越しで失敗し、振り出しに戻ってしまいました。
前回の反省を踏まえ、再度ヘタ栽培を5月頃から開始し、何とか冬越しができて健全な状態で春を迎えています。今回は、この冬越しを中心に紹介したいと思います。
なお、これまでのヘタ栽培の様子は、以下のリンクで紹介しています。
家庭果樹|パイナップルのヘタ栽培① ヘタの取り出しから鉢上げまで
家庭果樹|パイナップルのヘタ栽培② 冬越し失敗! 振り出しに戻る…
鉢上げから冬越しまで
鉢上げからの管理
下の写真は、5月下旬に鉢上げした直後の様子です。
鉢は、脚付きの7号で、少し浅めです。
葉は10~15cm程度からのスタートでした。
鉢上げ後は、とにかく日光によく当てて株を大きくすることを心掛けました。そして、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えました。
下の写真は、9月頃の様子です。
葉が30cm程度まで伸び、大きく立派な株に育っています。
11月上旬、思い切って植え替え(鉢増し)をすることにしました。
鉢の大きさは9号です。根を崩さず、そのまま植え替えました。
上記の株以外に、もう1株少し遅れて育てているものがあり、こちらも10号鉢に植え替えました。
こちらのパイナップルは、葉の幅が少し広いです。品種の違いでしょうか?
冬越し
11月中旬になり、夜間の気温が下がってきたので玄関に移動させました。
そして12月中旬、玄関が5℃くらいになってきたのでダイニングに移動させました。
ダイニングでは、10℃くらいをキープできます。
水やりは、1か月に1回、500㏄ほどを与えました。
かなり乾燥して葉先が枯れてきたので、随時ハサミでカットしました。
春になって
3月中旬になり昼間の気温が15℃を超えてきたので、昼間は屋外に出し、日光に当てることにしました。
冬の間、葉先をカットしていますので、かなり短くはなっていますが、見た目健全な状態であると思われます。
冬越しの条件について
前回と今回の冬越しの条件を比較すると、以下のようになります。
前回(失敗) | 今回(たぶん成功) | |
鉢の大きさ | 5号 | 9号と10号 |
場所(最低気温) | 玄関(5℃前後) | ダイニング(10℃前後) |
水やりの頻度 | 7~10日 | 1か月 |
これらの条件のうち、どれが成功に結び付いたかは判断できません。
もしかすると、全てが必要だったかもです。
今後気温が上がってくると、生長を再開すると思われ、これら2本の株がどのように変化していくのか、想像しただけでもワクワクします。
また続報を報告できればと思います。
コメント
Googleアプリを開いた時に、おすすめ表示されており、飛んできました。
うちも育てています(冬を2回越しました!)
ただ、そんなにも元気がないので肥料不足かしら…心配です。
肥料などは、どのように管理されておりますか?
また栽培の様子、見せてくださいね。
更新楽しみにしております。
初めまして。肥料は暖かい時期に(今くらいから)化成肥料をパラパラと月一回くらい与えてます。適当ですー
うちも冬越ししたものの、いまいち元気がありません。どーしようかなと悩んでます。
お返事ありがとうございます。
化成肥料ですね_φ(・_・
これからの季節、気温が上がると、元気に育ってくれることを期待しましょう。