パイナップルは、南国ムード漂うトロピカルフルーツです。フィリピンやタイなどの熱帯地域で盛んに栽培され、日本に輸入されています。最近では台湾産や沖縄産のパイナップルもかなり流通しています。
パイナップルを1本丸ごと購入するとヘタが付いています。ヘタを切り落として捨ててしまう方が多いと思いますが、このヘタを使って再生栽培ができることをご存じでしょうか?
当菜園では、パイナップルのヘタを取り出し水耕栽培で発根させた後、鉢上げして育てていたのですが、初めての冬越しで失敗してしまいました。
今回は、鉢上げから冬越し失敗までの様子を紹介したいと思います。
なお、ヘタの取り出しから鉢上げまでは以下のリンクで紹介しています。
家庭果樹|パイナップルのヘタ栽培① ヘタの取り出しから鉢上げまで
鉢上げから初めての冬越し
鉢上げからの生長
下の写真は、6月に鉢上げした直後の様子です。
葉は10cm程度からのスタートでした。
その後順調に生長し、11月には葉が30cm程度まで伸びました。
この間、肥料として液肥(ハイポネックス)を適当に与えました。
冬越し
11月中旬になり、夜間の気温が下がってきたので屋内(玄関)に移動させました。
その後、気温がどんどん下がり、葉の先端から枯れてきたので、枯れた部分は随時カットしていきました。
水やりは、1週間から10日に一度少量を与えました。
3月になり、気温が上がってきたので、屋外に移動させることにしました。
その時のパイナップルの様子が下の写真です。
植え替え
パイナップルの鉢を屋外に出して様子を見ていたのですが、どうも調子が悪そうなので植え替えをしてみることにしました。
鉢からパイナップルを取り出した時の様子が下の写真です。
根が黒く、根腐れしているような感じです。
嫌な予感がしたのですが、とりあえず8号の鉢に植え替えしました。
復活してくれることを期待したのですが…。
完全に枯れる
その後5月まで様子を見ていたのですが、復活する気配はなく、ついに株がばらばらになってしまいました。
残念ながら、今回のヘタ栽培はここで終了です。
冬の寒さで株が弱ったのか、水の与え過ぎで根腐れしたのかは判断がつきませんが、いずれにしても冬越しに失敗したということになります。
冬越し失敗について
パイナップルの冬越しについて少し調べてみると、以下のことがわかりました。
- 生育適温は20~30℃で、15℃を下回ると生長をストップさせるが5℃くらいまでは耐える
- 冬場は水やりを控え、乾燥気味に管理する
これらのことを参考に、再度ヘタ栽培にチャレンジしたいと思います。
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