皆さん、庭や畑に生える雑草にどのように対処されていますか?
ひたすら人力で草引き(草むしり)をするという方もおられると思います。管理する面積にもよりますが、草引きは非常に手間と時間がかかり、夏場では熱中症の危険さえあります。
この草引きの負担を少しでも低減するため、『固まる土』を使った雑草対策について紹介したいと思います。
『固まる土』は、真砂土を主材に、セメント・顔料・土質改良材を添加し、水を適量加えて硬化させる製品です。今回は、既設部分の補修と、新設を行いましたので紹介します。
既設部分の補修
補修箇所の確認
2017年に施工した部分を確認すると、ところどころ固まる土が割れて草や花(スイセン)が生えています。補修しなければならないのは4箇所です。
割れた土や草花の除去
割れた土や草花を除去します。特にスイセンの花は地中深くに球根があるので、確実に掘り起こしました。
今回補修しなければならない場所は、固まる土の厚みが1~2cmほどしかなく(施工の目安は3cm)、またスイセンの球根を除去していなかったことが原因と考えられます。
深さ3cmを確保し、底が平らになるように整えた後、押し固めました。
固まる土を敷き、水をまく
現在では、いろんな種類の固まる土が販売されているようですが、前回と同じ『まさ王』のオレンジを使用しました。
補修部分にまさ王を入れ、ジョウロで水をまきます。2~3時間後にもう一度水をまき、24時間経過すると完成です。
元の部分がかなり色落ちしていますので、補修した部分が目立っていますが、時間の経過とともになじんでいくと思います。
新設部分の施工
新設部分の面積は約4㎡です。まさ王は1㎡あたり3袋必要ですので、12袋準備していました。しかしながら補修部分に2袋使用しましたので、残りの10袋で施工します。
表面の土や草の除去
まず初めに表面の土や草を粗く除去します。
境界のレンガ設置と深さ調整
境界となる部分(写真の左側)にレンガを設置しました。レンガは、60×50×210mmの拍子木タイプのものを使用しました。
その後、最終的な深さ調整を実施。地面に傾斜がついているので困りましたが、木を当てて微調整していきました。
固まる土を敷き、水をまく
まさ王を敷きつめ、ジョウロで水をまきます。2~3時間後にもう一度水をまき、24時間経過すると完成です。
固まる土のメリットとデメリット
メリット
- 素人でも施工が簡単で、24時間で固まる
- 日光の照り返しが少なく、透水性、保水性もあるので水たまりができにくい
デメリット
- コンクリートやタイルに比べて耐久性が劣る
- 色落ちする
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